BLコミックス表紙レイアウト
2014/4/8 update
BLコミックスの特徴
- 帯（あらすじや、同業者からの推薦文などが描かれる）が巻かれる
- 表紙の下3分の1に重要な情報（人物の顔など）を置かないレイアウトが多く見受けられる。
- 巻数が続くものは稀で、ほぼ1巻完結物が多い
- BL雑誌を定期購読する人よりコミックスになってから購入する人の割合が多い
BLコミックスの表紙で表現されるものは攻受の距離感
攻受顔寄せ
わかりやすく攻めと受け。縦置きタイトルは真面目っぽいかんじ。
攻受をタイトルで挟む
タイトルに攻め受けがぎゅっとされていて、二人の距離が近い。
- タイトル縦書き
- タイトル横書き（ポップな印象）
攻受の間にタイトル
二人の距離がタイトルを置くことによってわずかに開いている。距離感の演出。
横書きタイトル
- 中央にタイトル
BL表紙の３割くらいがこのタイプ。
- 上下
- 複数人物
内容が群像劇の場合に用いられる？視線の向きでどのキャラに重点を置いているかを示す。こっちを向いてる人がたいてい主人公。
上角にタイトル
タイトルをどこで区切るかによって独特のリズムが生まれる。
縦書き/右端or左端にタイトル
他と比べて落ち着いた印象。
人物一人のみ
どかーんと顔アップもあれば、引いて全身を置いたものもある。このキャラをメインにして話が進むということが伝わる。他の登場人物の一部分が入っていることが多い。
前後巻での発行で、前巻が受け、後巻が攻めというふうに、対にするパターンもある↓
ラベルのようなものにタイトル
タイトルを目立たせるため、人物にメリハリを出すため、四角や丸などの簡単な図形を置く
テンプレート型
タイトルや著者名を入れる位置、フォントの種類が決まっている。
利点は、ひと目でこの出版社のこのコミックスだとわかること。巻数もわかりやすい。
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引きの風景
一見してBLコミックスには見えない。登場人物より風景を大きく取ることで、さらに雰囲気マシマシ。こんな強気の表紙なのは人気作家だから。
フォントについて
- 横タイトル・縦タイトルともに、少し斜めにするとポップな印象になる
- 明朝体はエレガント。青年少年コミックスより使われている印象
- ゴシック体は目立たない、しかし代わりに人物が引き立つ
- 加工フォントの可読性は良くないが、それも含めて雰囲気の演出
